【飯島町役場】仕事も子育ても「相談しやすい町」を目指して

今回は、子育てに優しい企業特集として飯島町役場の健康福祉課、渡辺恵美菜(わたなべえみな)さんにお話を伺いました。渡辺さんは町の皆さんの健康を守る保健師さんです。育休中の経験や仕事復帰への想いについてもお聞きしました。
■なぜ役場で働くことを選んだのか、教えてください。
私は「健康を守る仕事がしたい」「生まれ育った地元の方に恩返しがしたい」という想いがあり、飯島町の保健師になりました。今は主にがん検診を担当しています。

保健師は、どんな方がいらしても相談にのって対応します。検診で心配なことがあった場合には訪問・説明をして医療機関につなげます。乳がんであれば、初期なら99%は完治すると言われる時代になりました。
早期発見や治療につながったり、全摘することなく生活できるきっかけを作れるのは、その方の人生にとってとても大きな価値のあることだと思っています。
今は検診を主に担当していますが、生まれてから人生を終えるまで、町の皆さんの健康を守っていく、そんな保健師になることが私の目標です。
■子育てと仕事を両立させるために工夫していることはありますか?
私は保育園から小学生までの4人の子どもの育児中です。時間をやりくりするためにも、できるだけ残業しないように早めに帰って、家のことは夜にしています。
洗濯機をまわすのは2回、子どもと遊んだり宿題をみるのは1時間くらいですね。4人いると、どんなに予防をしても1人が風邪をひくと連鎖的にうつってしまい、1ヶ月間だれかが熱を出していることもありました。
ずっと仕事を休むわけにもいかないので、家族で休みを交互にとったり、協力をしてもらいましたが、職場が子育てに理解があるので大変な時期も乗り越えられたと思います。

飯島町には子育て支援センター(「いいっ子センター」)が役場のすぐそばにあるので助かります。特に育休中は私もよくお世話になりました。支援センターの先生はよく役場と行き来をしているので、保健師としても連携をとることができて安心です。リニューアルした施設はとても広くてきれいですよ。
■飯島町で仕事を探している方へのメッセージをお願いします
下の子(双子)を産んだとき、正直、復帰して働けるのかな?と考えたこともありました。でも、自分の人生を考えたときに、「人のために何かをしたい」気持ちを大事にしたいという想いがあって、正社員として仕事と両立する道を選びました。
飯島町役場には9~15時のパートとして勤務している方もいます。保育園に送ってお迎えまでに帰ることができますし、子どもの発熱や急なケガなどで休みをとることにも理解があって働きやすいと感じています。
「いいっ子センター」では仕事の紹介もしてくれるので、しばらく仕事をしていなかった方でも、センターに通い始めたことをきっかけに働き始めたお母さんもいます。

飯島町は子育て支援に手厚く、相談もしやすいので、子育て世代の方も安心してもらえる町だと思います。私たち保健師は万全の状態でお待ちしていますので、いつでも相談にきていただきたいです。