【伊那谷】 暮らしの覚え書き #1
〜冬の過ごし方〜
2020年春、都心での会社員生活を卒業。目的も志もなく、ただ美しい土地にひかれてやってきました。「何かをするために」でなくても移住は楽しめる!私の伊那谷暮らしの覚え書きです。
みなさまお元気に新しい年を迎えられましたでしょうか。
はじめまして。飯島で2回目の冬を迎えている、ハルカです。
木製建具のガラス戸が2面を囲う、平屋の古民家に暮らしています。
小寒、大寒と寒さ厳しくなる晩冬。断熱のない古民家。
寒波がやってきた朝は、結露が凍ってお勝手口が開かなかったり、
トイレの水が出なかったり(バケツにお水を汲み置きしてます)。
室温が上がらずiPhoneの充電があっという間になくなって、びっくりします。
が、冬至を過ぎ、陰から陽へと転じたお日さまの光は確実に強くなっていて、
日中は明るくてほっと緩むのが嬉しいです。
この、冬の晴天率の高さと雪の少なさが、伊那谷のありがたいところ。
冠雪した中央アルプスが青空に眩しく映えて、いつでもため息が出る美しさ。
夕方は南アルプスがピンクに染まるマジックアワー。しばし、見惚れてしまう。
車移動が必須の伊那谷で、雪が少ないのは本当にありがたいです。
とはいえ、雪の降らない静岡育ちの私。
しっかり積もる日の雪遊びを、密かに楽しみにしています。
最近は家にいる時間が長くなっています。
というのも、春夏秋と、季節ごとの野良作業のお手伝いを
させてもらっていたものが落ちついているから。
伊那谷では冬季休業されるお店も多いので、
私も冬の間はお家時間を有効に使いたいと思っています。
外で体を動かす季節にはゆっくりできなかったこと…
- 読書(よい本を貸出してくれるお店が、あちこちにあります。今度図書館にも行ってみよう)
- パンや保存食づくり(発酵に時間はかかるけれど、具合をみながらゆっくり研究)
- 繕い物・ダーニング(暖かいウールの靴下も畳を歩くと穴があくので)
- 習い事の自習(竹細工教室のヒゴづくり、美文字講座のかな文字の練習)
ちなみに今年のお正月は…
七久保煙友会さんの「大晦日新春花火(※)」を見て新年を迎えました。
澄んだ空に天の川、大きな流れ星。
大きな花火はアルプスの雪峰も照らし出し…
豪華な尺玉連発は圧巻でした。
気持ちよく年越しをさせてくれた花火師さんに、感謝。
私は元旦に、ささやかなお節料理をいただきましたが、
地元の方々は「お年取り」といって、大晦日の夜に!お節料理や
ご馳走を家族でいただくのだそうです。
いつかそんなお正月の伝統ものぞくチャンスがあるといいなと思っています。
※大晦日新春花火…飯島町内の煙火店、七久保煙友会さんが主催。除夜の鐘の百八にちなんで、尺玉花火8本を大晦日に打ち上げ、新年を祝う伝統行事。
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