いいじまの日々

【子育て座談会②】飯島町で暮らす先輩ママたちの声を聞いてみよう!

2024.01.24
IIJIMA NOTE編集部 さん

飯島町で暮らす3名のママたちによる子育て座談会。前編では、保育園でのエピソードや地域の子育て支援についてふれてきました。子育てをしながら皆さんがさまざまな思いを持っていることがわかります。不安や悩みを共有できることは大切ですね。さて、後編は小学校・中学校に関わる話題のようです。移住者の目線で悩んだこと、驚いたこと、そして嬉しかったことなど、本音トークも繰り広げられています。引き続き、ママたちのリアルな声をご覧ください!

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座談会メンバー

山口朝香(やまぐちあさか)さん
松川町出身。結婚を機に飯島町へ。小中学校の教員を経て、現在はフリースクールや保育に関わる仕事をしている。また、子育てサークル「ママポケット」の会長、「IIJIMA NOTE」のライターとしても活動中。5歳の男の子と3歳の男の子のお子さんを育てている。

宮下正子(みやしたまさこ)さん
伊那市出身。IT関係の仕事を経て、30歳を機に夫婦で飲食業を営む。現在は、飯島町の千人塚公園の運営・管理を行う会社の経営を夫婦で務めている。中学3年生の女の子、中学1年生の男の子、小学5年生の男の子、小学3年生の女の子、3歳の男の子、5人のお子さんを育てている。

気賀澤絵美(きがさわえみ)さん
駒ヶ根市出身。薬局での勤務を経て、結婚を機に飯島町へ。現在は「IIJIMA NOTE」のライター・編集部として活動中。中学3年生の女の子、中学1年生の男の子、小学2年生の女の子、3人のお子さんを育てている。

飯島町の小学校ってどんな様子!?

気賀澤:飯島町ではランドセルをプレゼントしてくれるのが嬉しいなと思っています。ちょうどうちの子が入学した2年前に選べる色が増えて、「青・赤・茶色」からランドセルの色を選ぶことができるようになって。

宮下:あのランドセル、軽くて大きくていいですよね。

山口:うちの子もまだ少し先だけど、ランドセルの色はもう決めていて楽しみにしているみたい。

気賀澤:飯島町には保育園は3つあって、小学校は2つになりますよね。学校によって雰囲気は違うのかな。

宮下:学校ごとというより先生によって雰囲気が全然違うように思う。その先生の得意な分野や興味を取り入れているような気もするし、ユニークな授業が多いなって思う。

たとえば、地域に探検にでよう!っていう授業もあって。探検の行き先は「里の菓工房」や「道の駅」、工場や農園までさまざま。遺跡に行ったって聞いたこともある。

山口:本当にいろいろな分野で活動している地域の方が協力してくれるんですね。

宮下:たとえば山を持っている人に山を貸してもらったことも印象的だったな...!  低学年の時は、山の中に秘密基地を作ろうって!っていう総合の授業があって。毎週その秘密基地に行くみたい。

気賀澤:高学年の時は、近くの田んぼで田植えや稲刈りをしたり、地元の方の協力があってこその学習だなと、本当にありがたいなと思う。

山口:営業時間はちょっと…って思う方もいると思うんだけど、飯島町には学校のやりたい活動を受け入れてくれる、子どもたちを育む土壌みたいなのがあるのかもしれないなって思う。あと、飯島町に来て印象的だったのは、子どもたちが車を止めると頭を下げて会釈してくれること。

気賀澤:誰も教えた訳ではないのに、周りを見ながら育っているんだなって感じている。そういうのもあるのか、飯島町には優しい子どもが多いなって思う。

山口:町の中で遊んでいても、中学生のお兄さんやお姉さんたちが小さい子に優しくしてくれている場面もよく見かける。

飯島町の中学校ってどんな様子!?

山口:小学校は2つあるけれど、中学校はみんなひとつになりますよね。

気賀澤:そう、飯島小学校と七久保小学校がひとつになるので、多少それぞれの小学校同志の団結力もあるみたいだけど。いい意味でお互いまとまりがあるのかな、多感な時期だから少し構えちゃうのかもしれないけれど。

宮下:あとは中学校に行くと、先輩たちが下の名前で呼んでくれるくらい親しみを持って接してくれるのが印象的。保育園、小学校、中学校とほとんど同じメンバーで大きくなっていくから、みんな顔馴染みなんですよね。

それが、地域性というか。おじいちゃんやおばあちゃんの顔までわかるくらいの近さ。誰が面倒をみても信頼できるようなところはすごく安心だなと思ってます。

気賀澤:移住者からすると家族構成や普段の暮らしまで見えると抵抗があるかもしれないけど、その辺りはどうなんだろう?

宮下:たしかに。ただ、それもひとつの「安心」や「困った時の手助け」になるって私は思っていて。本当にたくさん地域のみんなに助けられてきたので、不安もあると思うけど、安心してもらえたら嬉しいな、と思う。

山口:私も今まで移住者だからっていうよそもの扱いや嫌な思いをした経験はない。だから移住者の方にも子どもたちを安心して、行ってらっしゃい!って放てるよって言いたいな。

宮下:それに中学校でも地域と関わる授業が多いように思う。例えば、自分たちで撮影したり、企画をしたりしながら、発信をしてみたり。やってみたいことを学校や町に相談しながら、やってみる機会があるのはいい経験だなと思う。

山口:私は結局、飯島町の「人」に魅力を感じることが多い。自然豊かできれいだなって思うけど、伊那谷ってどこも豊かで。でも、飯島町は特に町の景観がきれいで、とても丁寧に手入れがされていると感じている。

気賀澤:景観の手入れも中学生の子どもたちも一緒にしていますよね。部活の朝活動として、役場の通りを掃除している学生もよく見かける。きっと周りの大人たちを見て、自然と環境を整えようと思うのかも。

山口:町や自分たちの学校をきれいにしようっていう働きを初めて見たときは本当に驚いたし、素敵だなと思った。

宮下:そういう活動を通じて、地域の人たちの顔が見えるのもいいですよね。きっと移住前は悩みや不安が多いと思うんだけど、移住を検討している方や小さいお子さんの親御さんもぜひこういう活動に触れて欲しいな。まずは足を運んでみて一緒に話をしよう!って思う。

photo:伊藤のぶよ

この記事を書いたライター
ライター

飯島町定住促進室

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