いいじまの日々

【子育て座談会①】飯島町で暮らす先輩ママたちの声を聞いてみよう!

2024.01.23
IIJIMA NOTE編集部 さん

子育ては十人十色。マニュアルもルールもありません。子どもの成長は親御さんにとって嬉しいことですが、不安はつきものですよね。もしも、知らない土地で子育てをすることになったら…誰に相談すれば良いのか分からない…なんてこともあると思います。今回は、飯島町で暮らす3名のママたちが座談会を開きました!移住者という共通点をもつ3人。飯島町で子育てをしながら感じていること、町ならではのお話や子育てあるあるなど、地元トーク満載な座談会の様子をお伝えします。

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座談会メンバー

山口朝香(やまぐちあさか)さん
松川町出身。結婚を機に飯島町へ。小中学校の教員を経て、現在はフリースクールや保育に関わる仕事をしている。また、子育てサークル「ママポケット」の会長、「IIJIMA NOTE」のライターとしても活動中。5歳の男の子と3歳の男の子のお子さんを育てている。

宮下正子(みやしたまさこ)さん
伊那市出身。IT関係の仕事を経て、30歳を機に夫婦で飲食業を営む。現在は、飯島町の千人塚公園の運営・管理を行う会社の経営を夫婦で務めている。中学3年生の女の子、中学1年生の男の子、小学5年生の男の子、小学3年生の女の子、3歳の男の子、5人のお子さんを育てている。

気賀澤絵美(きがさわえみ)さん
駒ヶ根市出身。薬局での勤務を経て、結婚を機に飯島町へ。現在は「IIJIMA NOTE」のライター・編集部として活動中。中学3年生の女の子、中学1年生の男の子、小学2年生の女の子、3人のお子さんを育てている。

飯島町の保育園ってどんな様子!?

山口:うちは息子が2人、保育園に通っています。年度によって制度も変わったりすると思うんですけど、今年から町内の保育園でおむつの処理をしてくれるのがとても助かっています。

気賀澤:たしかに、毎回バケツ(使用済みおむつ用)を持って行くのは大変だった。

山口:ですよね。お母さんたちの声が届いたのも嬉しいなと思っていて。

山口:息子たちが通っている飯島保育園は、木が多いから木の実を拾ったり、虫を捕まえたり、せせらぎ(小川)があったり。子どもたちにとっては、自然が身近で楽しい環境が備わってるように思う。

気賀澤:飯島町は3つの保育園があるけれど、それぞれ遊具の種類や数、特徴も少しずつ違うのかも。東部保育園は吹き抜けがあって、明るいイメージ。園庭はどこも広いですよね。

宮下:うちの子は七久保保育園に通っているんですけど、七久保地区は地域のお祭りも保育園でやっているので、保育園が地域の人たちにもすごく馴染みのある場所になっていて、ホーム感があるように思う。
うちは小学校と保育園に通っている子がいるから、隣に林業センターがあるのがとても助かっている。保育園のお迎えを待っている間に、小学生の兄弟たちが林業センターの図書館で待たせてくれたり。子どもたちを受け入れてくれているのがとてもありがたい…!

山口:あとは保育園の手作りの給食も魅力的。素材へのこだわりはもちろん、栄養士の先生が町内の3つの保育園を回って、子どもたちの様子を見てメニューが考えられているみたい!

気賀澤:たしか保育園にはそれぞれ畑もあったはず。子どもたちが野菜を育てて収穫して、さらに下処理をして給食に使ってもらう。ある程度の工程は先生がやってくれるけど、皮剥きとか種取りとかは子どもが自分でやってみる。直接食べるものに触れて、作る人に感謝を伝えられるってとても素敵な経験だと思う。

宮下:毎年、秋になると子どもたちから「今日、田んぼに行って、イナゴとってきたよ!」って聞いていたんだけど、そのイナゴを子どもたちみんなで下処理までするんだって。そんなことまでやらせてくれるんだ!って思っていたからすごく覚えてる。

山口:季節ごとに、お米の収穫時期は新米を食べたり、秋は焼き芋を焼いたり、餅つきをしたり。季節のものや地域のものを安全に、楽しく食べられる機会も多いですよね!

気賀澤:あとは、地域の色々なところに行かせてもらっていた気がする。例えば、りんご農家さんのところに見学に行ったときは、りんご狩りの経験はもちろん、皮に子どもの名前を削ってプレゼントしていただいたこともあって、これには子どもも大喜び…! 

宮下:それに暑い時期は「どろんこ」用の服を持っていって、思いっきり泥遊びをさせてもらえるのも素敵だなと思っていて。持ち帰ってきた泥だらけの服をみると本当に楽しかったんだろうな!ってわかるくらい、どろんこ(笑)

飯島町で子育てをするお母さんへ

宮下:第一子の初めての子育ての時は、自分の地区の子どもや親のこともよくわからないし、誰と登校すればいいの?どんな子がいるの?この保育園でいいの?など、学校や保育園のこともわからない状態で…不安なことばかり。きっと初めての子育ての方や移住者の方も同じはず。

山口:私も育成会や自治会のことが不安でした。

気賀澤:育成会はそれぞれの地区(七久保・飯島・田切)で子どもたちのための行事をする、いわゆる「子ども会」のような感じだと思ってもらえたらいいのかな。自治会に入っていなくても、その地区に住む子どもたちは誰でも参加できる行事があって。

宮下:いろんな会がありますよね。もちろん自治会に入るのも育成会に参加するのも自由。でも、地域のみんなで子どもたちのためのイベントを考えてくれることはありがたいなと今では思っています。

気賀澤:地域のママさんもそうだけど、私は「いいっ子センター」(子育て支援センター)には本当に救われたと思う。

宮下:私も「いいっ子センター」のおかげでママ友もできたし、横のつながりも作れて本当に助かった。あとは「ママポケット」に入って、いろんなお母さんから情報を聞けたのもすごくよかったのでおすすめ。

山口:私は最近、病児保育にもお世話になっていて。飯島町には昨年できたばかりだけど、共働きの親や両親が近くにいない移住者の方も、本当に助かると思う。困ったときに安心して子どもを預けられる場所があってよかったなって思っている。あとはおもちゃ図書館も助かっているかな。

気賀澤:おもちゃを貸してもらえるのは本当にありがたいですよね。おもちゃはすぐに飽きちゃうものもあるから。

宮下:やっぱり小さいお子さんを育てている親御さんは不安なことばかりですよね。飯島町にはいろんな制度や場所もあるけれど、やっぱり横の繋がりがあると安心だなって思う。町の制度や場所を活用しながら、これからももっとそういう場所がもっと増えるといいなと思っているし、自分たちで作れたらいいなあ、とも思っています。

photo:伊藤のぶよ

この記事を書いたライター
ライター

飯島町定住促進室

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