いいじまの日々

【いいじま空き家探訪】
ハルカさんの古民家暮らし

2024.03.19
ハルカ さん

飯島町には空き家がまだまだ眠っています。今回は飯島町に移住をして、空き家だった古民家に暮らすハルカさんに住まいのお話をお伺いしました。陶芸家のパートナーと共に暮らすハルカさんの、古民家で暮らすまでのお話や実際に住んでみてどうなの?というお話をお聞きしました。現在は新しい住まいになる予定の古民家を改修中とのことです。

____ 現在、お住まいの古民家について教えてください

「2020年4月に移住し、4年ほど今の自宅である古民家に住んでいます。ここは2年くらい空いていた期間のある賃貸物件です。不動産情報に珍しく古民家物件が出ていたところ、パートナーが偶然見つけました。古民家の賃貸物件は少ないので、一年くらいかけて古民家を探していたところ出会ったお家です。

ゆくゆくは人家の少ない自然豊かなエリアに住みたかったため、まずは仮住まいをしながら、家を探す場所として、賃貸での古民家暮らしをスタート。賃貸のため、すぐに住める状態だったことがよかったです」

「この古民家にした決め手は、充分な広さと土の土間があるところ。そして、オーナーさんがよい人だったこと、主要道路に近くて周りに人家がある(はじめに住む家としては便利だった)こと、アクセスがよく、駅まで歩けるので、はじめは車がなくても生活できたところです。

賃貸物件なので、この家にゆかりのある人たち(前に住んでいた人や、遊びに来たことがある人、元の持ち主さんの親戚など)にも会えてよかったと思っています」

パートナー(陶芸家)の自宅展で、家を開放した時

____ 実際に古民家で暮らしてみてどうですか? 

「生活スペースと別に8畳の和室が三間あるので、遊びに来る人がみんなくつろいでくれて滞在時間が長いのが良いところです。あとは、自然に還るものでできているので長持ちするところや、短いスパンで個人が所有したり、買い換えたり捨てたりする前提で作られていないところも魅力的」

パートナー(陶芸家)の自宅展で、家を開放した時

「大変なことは冬の寒さです。無断熱なので、いちばん冷える時は居間に石油ストーブを2台置いても室温が上がりません。あとは、埃が多いのと、夏は虫や蜘蛛の巣が多いですが、自然に近く暮らすことを拒まなければ、快適です。

今はこれから新しい住まいになる予定の古民家を改修中です。今の自宅は仮住まいが前提だったため、改修は最小限でした。来客が多いので、使いやすくするために、キッチン、トイレ、お風呂、それぞれ一日くらいかけてパートナーが改修しました」

<改修中の古民家>

天井を外して、小屋裏や梁を掃除しています
友人たちの手を借りて、崩れた石積みの補修も

___ いつか移住や古民家暮らし、空き家改修をしたい方へメッセージがあればお願いします

「家だけではなく、地域や周りの様子を知ったり、繋がったりしながら、住まいを探していくのが楽しいし、その先の暮らしも豊かになると思います。仮住まいをして、楽しみながらゆっくり住む場所や家を決めるのがよいと思います」

この記事を書いたライター
ライター

飯島町定住促進室

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