いいじまの日々

【美味しい果物栽培を学ぶ④】
~8月の収穫~

2021.09.29
森田沙季 さん

2021年4月から飯島町で地域おこし協力隊をしている森田です。このコラムでは、農業初心者である私が感じた果樹栽培の魅力や体験したこと、日々の学びについて書かせていただきます。


8月はいよいよ梨の収穫です!

梨を収穫する時は、木になった梨を花が満開になった日からの日数や木全体の熟度を見る等して全部収穫する場合と梨を1つずつ見て色や質感等から判断し熟した梨を選んで収穫する場合があるそうです。

1つずつ選んで収穫する場合、収穫にに適した状態になっているか袋をビリッと破いて確認します。色や形を見て判断するのですが、光の加減で全く異なる色に見えるので初心者の私には難しいです。

木から収穫した梨はこのようにコンテナに入れて運びます。

たくさん運ぶと重いかもしれませんが想像していたよりは重くなく中肉中背20代女性の私でも運べます。

次は袋から出し、浅いコンテナ等に並べ、ヘタを切ります。

ヘタは長い方がかわいく見えますが互いを傷つけてしまったり、販売する時に袋を破いてしまったりするので短く切る必要があります。

そしたらフルーツキャップ(やわらかいアミアミ)を被せます。
写真は洋ナシ(プレコース)です。

上記の写真のような機械を使ってラップをかけたら
お店でよく見る梨の状態になります。

収穫したままの状態で出荷し、販売してくれる業者(農協等)に手数料を支払うか、自分たちで仕上げて販売するかは農家さんそれぞれの判断になります。

農協等に出荷する場合は同じ種類をたくさん作った方が効率が良いとされています。一方、自分たちで仕上げる場合は時間がかかるためたくさんの種類を少しずつ作り、作業時期をずらした方が良いとされています。

販売方法によって育てる梨を選択するか、育てたい梨に合わせて販売方法を検討するか、農業を始めるには考えることが山盛りです。

〈今月の一枚〉


この夏に飯島町で開催された「飯島ラブリー♡フェスタ」の花火です。

疲れや不安をかき消すかのような花火とてもきれいでした。

時々見かけるサル等の森の動物たちも見ているでしょうか。

この記事を書いたライター
ライター

伊藤沙季

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