【美味しい果物栽培を学ぶ⑤】
~収穫の9月~
2021年4月から飯島町で地域おこし協力隊をしている森田です。このコラムでは、農業初心者である私が感じた果樹栽培の魅力や体験したこと、日々の学びについて書かせていただきます。
9月も8月に続き収穫シーズンです!
町内果樹農家さんの栗畑で栗拾いをさせて頂きました。TOP画像は「丹沢栗」。
栗の中でも早く収穫ができる早生種の栗です。栗にも種類がたくさんあります。栗の収穫は落ちた物を拾うスタイルで、木をゆすったり、実をもいだりしては行けないそうです。
梨もたくさんの種類が収穫を迎えました。
一般的な収穫順に上から『幸水』→『二十世紀』→『豊水』→『南水』となっています。
青梨の『二十世紀』は違いが分かりやすいですが、他の梨は素人の私には見分けるのが難しいです…。
【それぞれの特徴】
幸水:甘さ、酸味、歯ごたえ、果形、どれをとっても優秀で8月の暑い季節に食べられる 人気の梨です。
二十世紀:赤梨に比べ酸味があり爽やかで昔からのファンが多いです。
豊水:水分たっぷり!甘みと酸味のバランスが良く、幸水と並び全国的に人気の梨です。
南水:甘さ最高!大ぶりで日持ちがするので、贈答用としても人気です。
一般的に上記のように言われていてどれも美味しいです!
こんな大きな洋梨も収穫しました。重さは何と888g!
「八八八」と末広がり。思わず写真を撮ってしまいました。
りんごも『シナノリップ』『つがる』『シナノプッチ』『シナノピッコロ』と続々と収穫を迎えています。
収穫の喜びを感じる季節ですが、中には病気になって葉っぱがほとんど落ちてしまっている木を見ることもあります。葉っぱが落ちると光合成できず、実は美味しくなりません、更に来年の為の栄養も蓄えられず来年も良い実が成らせ無いかもしれないのだそう。1つの問題が数年単位で影響を与えるという厳しい現実を目の当たりにしました。
【今月の1枚】
高速道路の脇に生えたすすきです。ちゃんとお月見の季節に良い色になるすすきを見て秋を感じました。そして日々変わって行く季節は一日いちにちを大切にするきっかけになっているような気がして素敵だなと思いました。