いいじまで働く

【飯島保育園】自然と地域に見守られながら 心と体の成長を支える保育を

2021.11.18
飯島保育園
#保育士
小田切沙織 さん

飯島町には3つの保育園があります。今回は、飯島町内の小中学校・町役場付近に位置する「飯島保育園」のご紹介です。小田切沙織(こたぎりさおり)園長先生に園についてお伺いしました。

■飯島保育園ってどんなところ?

「保育方針は、”心と体の自立を促す保育”です。また、”子どもひとりひとりを大切にし、家庭や地域と連携をはかり、信頼される保育園を目指す”保育理念を掲げています」

「園の特徴は、”せせらぎ”があることです。春から水を流し、子どもたちが思う存分水遊びを楽しんでいます。令和3年度は、戸外遊び・運動遊びに力を入れて活動しています。1日1回は外に出て、風の強さや心地よさ、太陽のあたたかさを肌で感じ、心と体を育てています」

「また、園庭にある鉄棒やうんていなど、遊びながら体を鍛えることを心がけています。運動遊びでは、子どもたちの心や体を育てることを目的とし、専門の先生に教わる機会も設けています。そして、園外へ散歩に出ることによって、田んぼや畑の様子などから季節や町の変化を発見することも。町民の方に出会えば声をかけてくださる。地域の人とのふれあいも大切なことですね。

園舎・園庭ともに広く、パーテーションで学年をクラスごとに区切ることができます。廊下からは給食室がのぞけるので、子どもたちが関心を持つきっかけにもなり、食育につながるのではないでしょうか」

「子どもたちはみんな個性豊かで、遊び探しがとても上手です。3歳未満の小さい子たちは、外遊びやそれぞれの好きなことを。年少さんは虫取りやままごと。年中さんは廃材を使った制作。年長さんはお絵かきや走り回って汗をかいています。クラスによって好きな遊びは違いますが、絵本が好きな子が多いですね」

「先生たちは、明るい笑顔でアットホームなあたたかい人ばかり。クラスの枠を越えてどの先生にも相談ができる保育園だと思います。

 給食やおやつは、3園が共通して”手づくり・無添加”を意識して、個々に合わせたものを出しています。1歳の子には野菜を柔らかくしたり、家庭で食べたことのないものは園が初めてにならないようにしたり。アレルギーの除去も行い、安心して食べられる給食・おやつを心がけています。

また園の畑があり、子どもたちが作って収穫した野菜を給食に入れてもらえるんです。そして食材を入れてもらった学年が、お昼の放送で”今日の〇〇には畑で採れたピーマンが入っています”と報告をしてくれます。すると収穫をしていない学年には、”これは〇〇組さんが採ってくれた野菜なんだ。じゃあ苦手なものでもひとつは食べてみよう!”という促しになるんです」

■飯島保育園で働く小田切園長先生のご紹介

年の離れた妹のお世話がきっかけで、中学生のときから保育士志望だったという小田切沙織先生。普段の仕事内容や保育園で働く魅力について教えていただきました。

「保育士の働きと園長が違うのは、施設の管理や町の子ども室との連絡を行うことです。散歩について行ったり、保育の手伝いをしたりもします」

「 ”園長先生!”と呼んでくれた子がいれば、その子のもとへ行き話を最後まで聞きます。作ったものや描いたものを見せてくれた子には、いいところを具体的に伝える。一言で済まさないようにすることを大切にしています。私はこの仕事と子どもが大好きなんです。毎日子どもたちと一緒にいるなかで成長を見たり、悩んだり、充実感をとても感じるところが魅力ですね」

最後に、これから飯島町で保育園を探そうとしている方・子育てを検討中の方へ向けてメッセージをいただきました。

「飯島町の魅力は自然です。木の実をとったり、雪で遊んだり、子どもたちにとっての楽しみがあります。また、地域の人が保育園に協力的です。芋掘りの誘いや、ヤギを連れて来てくれることも。ときには田んぼのなかで遊ばせてもらうこともあるんですよ。困っていれば助けてくれる、来た人をあたたかく迎え入れてくれる。子どもたちにとっても、素晴らしい環境だと思いますよ!」

この記事を書いたライター
ライター

気賀澤絵美

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